SDGsに向けた取り組み
私たちは「創意・誠意・熱意」を基本理念とし、お客様の信用信頼を得るだけでなく、地 域社会に貢献することも目指しています。 この理念に基づいてに、持続可能な開発目標(SDGs)に対しても積極的に取り組んでおり ます。地域社会との信頼関係をより深め、皆様とともに持続可能な未来を築くために、私 たちの具体的な取り組み事例を以下にご紹介いたします。
三陽鉄工所の具体的なSDGsへの取り組み
成長したくなる会社づくり
当社は、全従業員のスキル評価表を作成し、各自のスキル を見える化することで、従業員の成長意欲を高めています。 また、新しい設備への積極的な更新を行い、故障や劣化を 防ぎ、効率的な業務遂行を促進することで、残業の削減に も努めています。 繁忙期や大口受注時に残業が必要な場合には、従業員に残 業食と飲料を支給しています。これにより空腹を解消し、 業務効率の向上も図っています。
革新的な技術開発で資源のムダ削減
当社は、技術革新に力を入れ、資源の無駄を減らす努力を 続けています。例えば、小径で穴数が多い製品の加工時間 の短縮と不良の低減を図るために、「ヘリカルタップ」と 「センタースルー」を組み合わせた新たな加工方法を導入 しました。この新技術により、従来の約1/3の時間で加工 が可能となり、不良によるムダもほぼゼロに抑えることが できました。 このような取り組みが評価され、2017年と2018年には経済 産業省の「ものづくり補助金」(革新的な生産プロセスの 導入を評価する制度)に採択されました。
不良削減と資源リサイクル
加工のミスによって不良品が出ると材料が無駄になるため、 当社は日々作業方法の見直しを行い、不良品の発生を防止 する努力を続けています。さらに、不良品を減らすための 品質目標を設定し、その達成に向けた取り組みを実践して います。 また、不良品が発生した場合でも、リサイクル可能なもの (金属くず)についてはリサイクルを徹底しています。こ れにより、資源の無駄を最小限に抑え、持続可能な生産と 消費の実現に貢献しています。
省エネ設備でCO2排出量削減に貢献
当社は、複合旋盤を導入することで工程の集約化を図り、 加工にかかるエネルギーと時間の削減を実現しています。 これにより、環境負荷の軽減と業務効率化を達成していま す。また、設備の入れ替え時には、省エネ性能の高い設備 を選定することに注力しております。 さらに、当社の取り組みは公的機関からも評価されており、 2021年度には【脱炭素型】東大阪市中小企業設備投資支援 事業補助金に採択されました。加えて、2023年度には東大 阪市省エネ設備更新事業補助金にも採択されるなど、持続 可能な経営への努力が認められております。